本日の薔薇の色
マリー・アントニオの日記へようこそ…今日の気分を、好きな薔薇の花の色にたとえて日記に綴っています。現実には存在しない色もありますがそこはご愛嬌?
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HN:
マリー・アントニオ
HP:
ROSE KHAOS~薔薇色の混沌~
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1967年
★詳しくは
コチラ
★日常、趣味、その他について感じたことをとりとめもなく綴っています。
★上記HPも興味があったら是非見てください。イラスト、ショートショート、エッセイ等を載せています。
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追悼「破壊王」
2005/07/31 [Sun]
それは突然だった。
7月11日、帰宅後いつものようにPCをつけたら、ニューストピックスの項目に「破壊王」死去の項目が…。
一瞬何のことかわからずニュースを読んでみると、朝方具合が悪くなって救急車で運ばれたが、そのまま帰らぬ人となったということだった。
5月頃に週刊誌のインタビューを読んで以来、メディアで目にすることがなかったが、まさかこんな形で去就を知ることになろうとは。
ニュースを知ってすぐに怒涛のような悲しみに打ちひしがれなかったのは、ただ実感が沸かないという理由だけだっただろうか。
正直なところ、「破壊王」はあまり好きなタイプの選手ではなかったが、訃報を知ってから後悔とも懺悔ともいうような気持ちに襲われた。
「破天荒」と言われた「破壊王」。
天真爛漫、豪快、寂しがりや、子どもがそのまま大人になったようなと言われた「破壊王」。
実のところ、その全ての要素が私には癇に障ったのだ。
度が過ぎたいたずらや常識をものともしない行動や、その他さまざまな我がままぶりのエピソードを耳にするたびに腹を立てた。どうしてそんなに遠慮なく甘えられるのだと怒りを感じた。
だが、なぜか亡くなったと知ったとたんに、突然気が付いたのだ。それは私のシャドウだったのだと…。
本心は、何を言ってもやっても周りの人間は笑って許してくれると心底信じられる「破壊王」が羨ましかったのだ。そして実際、周りの人たちは不思議と笑って許せてしまったらしい。
自分の感情を表に表さないように育った者にとって、素直に感情を表したり行動したりということはとても勇気のいる作業になる。
「それくらいできても大したことはない」「そんなこと誰にでもできる」と人を小馬鹿にすることと妬みが他者に対する評価の全てという環境で育ったら。
どのような理由であれ、泣いたとたんにヒステリックに怒鳴り散らす人間の元で育ったら。
成長がうかがわれる言動を冷やかされるような環境で育ったら…。
周囲の人間を無条件に信じて素直に振舞える人に対して、表層的には激しい憎しみを感じるが、それは自分が表に出せなかった「可能性」を体現する人間に対する憧れと羨望なのだ。
なんの翳りもない、素直で贅沢な感情表現は、日の当たる道を歩いて行く人を物陰から見るようにまぶしく見えるのだ。
そのシャドウにとらわれて、私は「破壊王」に対して正当で自然な感覚を持てなかった。
同じ性質からくる長所である親分肌なところ、情が厚いところ、小細工をせず正々堂々とぶつかるところ、苦境でも悲観せず言い訳をせず、常に前向きなところなども見ようとしなかった。
「死ななければわからないのか」とよく言うが、まさにその通りになってしまった。
だから、私の後悔の念が「破壊王」の死を余計に受け入れたくないのだろう。
7月16日に横浜であった葬儀には、行こうと思えば行けたのに行かなかった。自宅から40~50分で行けるのに、行ってその場を目の当たりにしたら、それが現実のこととして自分の中で確定してしまうような気がした。
だが、当日のニュースや後日発売された週刊誌を見て、行かなかったことを後悔した。
7月30日、青山葬儀所でのプロレス界・プロレスファン合同葬。「破壊王」に懺悔をする最後のチャンス。
青山一丁目駅を降りて葬儀所へ向かう。前日の天気予報では曇りのち晴れ、当日朝の予報は曇り時々雨だったが午後1時頃の時点では薄曇り。それでも夏らしい、蒸し暑い日だった。
少し方角を迷ったが地図に従って歩いていく。
「破壊王」の死が未だにうまく飲み込めないためか、暑さでボーッとした頭にどうして自分はここを歩いているんだろうという考えがわいてくる。
ふと見ると新日バスが2台止まっている。
気が付くとそこはもう葬儀所の前。やはり現実だったんだと、新日バスを見て改めて思う。だがすぐにまた「何かの間違いであってくれれば」というところに戻ってしまう。わかっているんだけど…。
門を入る少し手前で、目の前の信号を渡ってバスに帰るドラゴン副会長と新日選手数名が見えた。
どうして私、こんなところでナマ副会長を見ているんだろう…。何かを目にするたびにそう思う。
門を入ったところの駐車場が会場だった。何かの歌が聞こえてきた。
リングが組み立てられていて、その上には「破壊王」のパネルが何枚も並べられていた。一瞬、葬儀だということを忘れてしまう、プロレスラーらしい送り方だ。
リング上には新日選手数名がいて、「野人」がIWGPのベルトを掲げていた。
受付開始時間より20~30分ほど遅れて行ったのだが、何かのセレモニーがあったようだ。
あとでわかったが10カウントゴングだった。この時だけ、なぜだか小雨が降ったらしい。
新日選手が引き上げ、そういえばまだ受付をしていなかったことを思い出した。一般ファン用の受付に行って、一言メッセージを同封したわずかながらのお香典を渡し、献花へ。
献花台は、先ほどのリング上の「破壊王」のパネルの前にあった。ありがたいことに、こんなにたくさんいるファン一人一人がリングに上げさせてもらえて献花できるらしかった。
並んでいる時、来た時からずっと流れている歌を聴いてふと思った。
これがもしかして「破壊王」が出したレコード?
奇しくも歌詞に「生きていく~」とある。
ほんとだよ。生きてさえいれば、失ったものを取り戻すチャンスがあるかもしれないのに。
名誉挽回するチャンスも、借りを返すチャンスも、怪我や病気を治すチャンスも、たとえ半病人でもただ生きてさえいれば、いつかきっと、藁ほどのチャンスでもあったかもしれないのに。
死んでしまったら終わりじゃないか。
いやいや、今回ばかりはそれは詭弁だ。本心は、生きてくれている間に自分のシャドウに気付きたかったのだ。
リング下で、ZERO1-MAXの選手一人一人が、眼を合わせて礼に答えてくれた。
最後、一番ご遺族に近い位置にいた大谷選手!「破壊王」が亡くなって、計り知れないくらいの無念があるだろうと思われる大谷選手…。
眼を真っ赤にして涙をこらえている顔を見て、思わずもの凄い勢いでおじぎをしてしまった。
その隣には、「破壊王」の元夫人とお子さん達。
元夫人の顔はお気の毒で正視できず、ご長男の気丈な姿には驚かされ…。
自然と歩みが遅くなっていたのだろう、係員の方に「立ち止まらないで下さい」と注意を受けた。確かに5カウントは過ぎていた。
献花後、発起人4名がリング上で挨拶。そしてみんなで天に送る掛け声。
大谷選手と「3.2.1.ゼロワン!」、「黒のカリスマ」&全日社長と「1.2.3.ハシモト!」。
そして殿はトルネードハッスルを提案した小川選手、掛け声の前に何かを言っていた。
後ろの方にいた私には見えなかったがあとで知ったところ、その瞬間、風で「破壊王」のパネルの1枚が小川選手に倒れかかり、「ちゃんとやるから安心してくれ」と語りかけたのだそうだ。
「破壊王」、来ていた?
この日、私は初めてハッスルポーズをやったよ。さすがにトルネードハッスルはやらなかったけど…ゴメンね。シャドウに気付かせてもらったけど、まだスタート地点に立ったばかり。それを克服するのはこれからの作業になるから…。
最後の「爆勝宣言」とファイアーボールと、みんなの「ハシモト」コール、満足してくれたかな。
献花後にもらった、四隅に「破壊王」の文字が入った赤い折り紙で鶴を折った。今度は何百万羽折っても帰ってこないけど、大事にとっておくよ。
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この記事は、HP「ROSE KHAOS」内にあったコンテンツ「我が愛しの新日本プロレス」に掲載していたものを転載したものです。
(2011年1月11日)
PR
23:59:59
プロレス(&格闘技)
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