昨年の北京オリンピックの女子ソフトボールチームが発祥だと思われるパフォーマンス。
みんなで、人差し指を突き上げる動作。
あれからいろんな場面で見かけますね。
先日も、選抜高校野球の優勝校の選手がやっていた。
水を差すようなことを言うけど、実はあのパフォーマンス、苦手なんです(汗)
もちろん、やめろとか言うつもりはないけど、当の女子ソフトボールチームがやっていた時からどうも受け付けない。
先日、なぜだか考えてみたのだけど、思いつくのはホーガンの「一番」を連想してしまうくらい。
いくらなんでもホーガンを引き合いに出しては酷ですよ。
それに関連して、もともと私としては、一番はひとりだけという感覚がある。
例えて言えば、
一番が皇帝、二番が国王、
もしくは学校で言うと
一番が生徒会長、二番が学級委員長
という感じかな?
まぁチームとして一番なのだからいいのだけど、「一番ポーズ」を複数の人間がいっせいにやっているというのが奇妙に感じるんです。
もっと言えば、普段のCMやTV番組等でも、大勢の人が一斉に同じ掛け声、同じ動作をするのを見ると恐怖を感じる。その年齢が低ければ低いほど。又、揃っていればいるほど(ただし、軍隊と共産圏のマスゲームは別物と認識している)。
幼稚園児がみんな揃って「○○ようちえんデス。ワ~♪」と手を振っているシーンなど出てこようものなら凍りつくこと間違いなし!
例えば一番ポーズでも、「あしたのジョー」の力石(1分)やカーロス(1R)の予告KOなどは、演出として非常に好きなのだが。
みんなで掛け声と共に同じ動作をするというのは「道」がルーツにある日本ではある意味、普通のことなのだろうけど、戦後、欧米のスポーツを精神修養という目的で取り入れたことで、かの「一番」ポーズもこんな風にアレンジされてしまった。
ここまで書いて気がついたけど、もしかして「1.2.3.ダー!」も同じ眼で見られているのかも…(汗)
曙色。