マリー・アントニオの日記へようこそ…今日の気分を、好きな薔薇の花の色にたとえて日記に綴っています。現実には存在しない色もありますがそこはご愛嬌?
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マリー・アントニオ
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1967年
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★日常、趣味、その他について感じたことをとりとめもなく綴っています。
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今日、TVで「ハンニバル」をやっていたんですね。
「羊たちの沈黙」はとても好きで何度も観たが、「ハンニバル」はちょっと…。
数年前、この映画が公開された時、「羊」の続編ということで当然興味を持ったが、色々なところでその内容を聞くにつれて観たくない比重が大きくなっていった。
しばらく経ってビデオがレンタルされ始めた頃のこと。
朝、会社でとある同僚と「おはよ~」と挨拶を交わした時、明らかに様子がおかしかった。
話を聞くと、前夜「ハンニバル」のビデオを観て気分が悪くなったということだった。
根が強い人だったのだが、その様子を見て私は絶対に観ない! とその場で宣誓した。
その後しばらくして書店で文庫本を見つけ、おそるおそるウワサのラスト近くの食事のシーンを少しだけ読んでみて、やっぱり絶対に観ない!! と更に鉄の誓いを立てたのだった。
考えてみれば、こういったことだけに気を取られて、内容についてはほとんど知らないんですよね。
ところで、「羊たちの沈黙」はTVの録画もしたけど、他の映画でもそうだが気に入った映画は原語で観たいんですよね。
それで何度もレンタルをすることになったのだけど、この作品の中で一番好きなシーンはというと。
レクターが牢越しにクラリスに肖像画を手渡した時、「グッバイ、クラリス」と言うセリフと共に、一瞬だけ重なった手の人差し指でクラリスの手をなでたシーン。
このシーンは何回見返したかわからない。


人物を描く上で、「手」は重要な位置を占める。
手には、その人物が現れるのだ。環境によって、立場によって、仕事によって、あるいは性格によって、手は変わってくる。
手を見ればその人となりがある程度わかるといっても過言ではない。
肖像画を得意としたヴァン・ダイクの、優雅におろしたしなやかな貴族の手、
あるいはレンブラントの「ダチョウの羽扇を持つ婦人の肖像」の堅実な手、
またはピカソの「ペドロ・マナチの肖像」の、デフォルメされたがっしりとした自信に満ちたゆるぎない手。
デッサンでも、手が描ければ人物の半分が描けたと同じだと言われている。
又、手に限らず、頭のてっぺん、鼻の先、アゴの先、足の先など、先端をしっかり描くことが重要ということが言われている。
少し脱線するが、プロレスの技一つとっても手の先端にまで神経の行き渡った動きは本当に美しい。
そんなことがあって、私としては表情と同じくらい手にも目が行く。
そこであのレクター。
クラリスへの想いをあからさまに言うわけにはいかないが、あの手の動きで想いを伝えているという、まことにもって紳士的な仕草である。
重ねて、「グッバイ、クラリス」というセリフの、低いゆったりとした声にも万感の想いが込められている。これが吹き替えではどうしても伝わりにくい。
又、初めのクラリスとレクターの出会いのシーンも同じくらい好きで、この2シーンを観たくてレンタルするようなものである。
というかそんなに好きなら買った方が早いと思うが…。

ラベンダー。
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