ヤフーのニューストピックスを見たら、サグラダ・ファミリアの写真があったので興味があって見てみた。
それは、レゴで作ったものだということで、レゴってこんなことまでできるんだねぇ~。
ところで、なぜサグラダ・ファミリアの写真に興味をもったかというと。
昔、闘牛の絵を描いた時、闘牛場の背景にサグラダ・ファミリアのシルエットを描いたのだけど、その時に一応サグラダ・ファミリアについても調べた。
それで「へぇ~~!!」と感動したのと、実際に描いてみて、これがなんと信じられないくらい難しく、一生忘れられないくらいになったのです。
タダの塔のシルエットがなぜそんなに難しいのかと思うでしょ。
私も思いました、描くまでは。
ところが、あの4本の塔の形って、この世のものとも思えないほど難しいんですよ。
しかも見れば見るほど美しい。あの曲線は神業です。
フリーハンドであの曲線を4本(+α)そろえて描くなんて死ねというようなものです、私には。
次に写真をイラストに合わせて拡大し、トレペ(トレーシングペーパー=原画の上に乗せて、下に写った原画をなぞる薄い紙。その後裏側に鉛筆などで表のラインの部分を塗ってカーボン効果にし、イラストを描く用紙に写す)で描いてみたけど、曲線が難しすぎてやはりフリーハンドでは描けなかった。
それから、テンプレ(テンプレート=いろいろな形やラインにくりぬかれていて、内側に沿って書くときれいな形に描ける)を当ててみたのだけど、どのラインも合わない。
結局、一番近いラインをいくつか組み合わせ、できるだけ近くなるように描いたのだけど、一目みておかしいとわかります。
それで、改めてアントニオ・ガウディがどんなに凄いか思い知った。
あのレゴも、専門家が作ったということなのだけど、やはりシルエットが違うことは一目でわかる。
でも、あそこまでできれば上出来だと思う。
サグラダ・ファミリアは、よく写真に載っている「東のファザート」は一番最初に完成した部分で、西にも同じものができる。
その後、正面にも「南のファザード」ができて、ここが正門になる。
北の方にも一部の塔ができていて、最後に囲まれた中央に一番大きい塔ができる。
完成は何百年先かわからないが、できれば一目見てみたいですね。
ダークグリーン。