よく日記に「イラストの資料」と書くけど、その「資料」とは書籍、ビデオ、ネットで拾ったもの、スクラップブック、スケッチブックなどを指す。
そのうちのスクラップブックは、20年ほど前から気が向いた時に雑誌や各種パンフレットで探したり、偶然見つけたどうしても欲しい物をファイルしている。
だが、画風も主題材もいつの間にか変わってきたし、いらないものは捨ててもいいかもしれないと思って見てみた。
結局捨てられないのだが、見入ってしまったのは10代の頃に大学ノートに描いていたイラスト。
当時、絵を描く目的の大学ノートをいつも持ち歩いていて、気が向くと学校の休み時間や放課後に描いたりしていた。
挙句はそのノートだけでは飽き足らず、普通の授業のノートの後ろの方とか、提出しないとわかった途端に練習問題のプリントの裏に描いたりとか、教科書の扉(って真っ白でしたよね)にエンブレム風や額縁入りの肖像画風に描いたりしていた。
今残っているのは大学ノートだけなのだけど、この頃の画風(などと言えるほどちゃんとした絵ではないが)を見るとやはり当時の心情というか、どんな人間だったのかわかりますね。
当時は自分ではわからなかったが、今回久しぶりに客観的に見てみたら驚いた。
当HPを作る前は描き終わった絵をあまり大事にしていなかった。
というのは、題材を決めて、その題材について調べて、自分の解釈を確立して、何枚もデッサンを描いて、その世界に入って実際に描く、というまでが楽しかったので、描き終わると燃え尽き症候群のようなカンジになって、あとのことはどうでもよくなったりするんですよね。
いつだったか、間違って新聞の間に挟んでしまったらしく、そのまま回収に出してしまったこともある。
だが今回のような発見もあるので、HPのupに関係なく大事にした方がいいかな~と思った…。
コバルトブルー。