カタログギフトでもらったフェアトレードコーヒー。
カップに直接ひっかけるドリップ式のもの。
封を開けた瞬間、良い香りがして、一瞬喫茶店の空気が頭をよぎった。
何ヵ月か前にフェアトレード商品というものがあるのを知った。
色々な商品にこの制度が用いられているそうだ。
チョコレートの説明を読んだら驚愕の事実が。
チョコレートを作るカカオ農園で(奴隷のように)働かされている子どもがチョコレートを知らないなんてありえない。
コーヒー豆では同じような話を聞いたことがあるけど、その時は遠い国の話のような感じで聞いていたが、もしかして6才の時に近所の○藤商店で盗った30円の円盤チョコは…(汗)
それからは、嗜好品のコーヒー、紅茶、チョコレートに限っては機会があればフェアトレード商品を選ぶことにした。
緋色。
最近はまた紅茶返りもしているが、困ったクセが一つ。
紅茶は本当に味わってゆっくり飲もうと思うと、お湯をわかす時からもう紅茶の時間が始まっている。
ポットに入れる茶葉の量が人数分+1杯であり、その1杯はポットの分というしゃれた理由付けからもわかる通り、余裕をもってゆったり、のんびり、というイメージがある。
それは紅茶のためだけに意識を割く、紅茶のためだけの時間。
グレードは比べ物にならないけど、まさにアフタヌーン・ティーのイメージ。
…茶葉を入れたポットにお湯を入れ、カップにも熱湯を入れて温める。
…砂時計をひっくり返し、ボーッと待つ。
…カットしてない、まるごと葉っぱの場合は約3分。
…砂が全て落ちたら、カップのお湯を捨ててポットのお茶を入れる。
…色や香りを楽しみながらいただく。BGMがあれば最高。
…あっあと、ビターチョコでもあれば…。
という具合なのだが、コーヒーの場合、ここまでこだわっていないのでかなり雑になる。
いつも食器を洗っている間にお湯をわかしたりしているのだが、「あーっ!もう湧いちゃった」と片手で洗った食器の洗剤を流しながら、片手でコーヒーを淹れている。
その時、私の意識はコーヒーと食器洗いに分散している。
コーヒーにこだわる人が聞いたら怒るかな。
このコーヒーの淹れ方に慣れてしまうと、紅茶を入れる手間と時間が妙にまどろっこしく感じてしまう。
というか、この隙間時間活用法(?)で無理に作った時間が今度は削られてしまうんですよね~。
バイオレット。
ターミナル駅の地下の、トリコロールの看板+フランス風の店名の喫茶店に興味を惹かれて入った。
今時珍しい、禁煙・喫煙が分かれていない店だった。
私は吸わないけど、吸う人が近くにいても一瞬運が悪いと思うくらいで、あとは自分の世界に入ってしまうのでそれほど気にならない。
ところが今日気がついたのだけど、隣で吸っていた人がかえって気を使っているみたいで、私が店内を見回すたびにピクッと反応するんですよね。
それで更にこちらも気を使ってしまい、あまりキョロキョロ見回さないようにした。
考えてみれば、いつも選べる時は禁煙席に案内してもらっているからこういうことがなかったのかもしれない。
ところで、自分で看板を見て文字で「禁煙席」と書いてある場合はすぐわかるけど、音声で「キンエン」「キツエン」と言われた場合、普段縁がないものだから一瞬わからないんですよね。
せっかく選べるのだから間違えないようにしなくちゃ。
煙草色。
数日前から、ナゼかコーヒーを飲みたくなくなった。
コーヒーは身体を冷やすと言われているし、寒い日が続いているからかな~?
何度か書いているけど、もともとはコーヒーが飲めなくて紅茶しか飲んでいなかったのだけど、いつ頃からかコーヒーばかり飲んでいる。
ただ、それでも体調が悪い時は紅茶に戻る。
コーヒーに慣れてしまうと、たまに紅茶を淹れるとなるとポットでリーフを淹れる手間が面倒に感じてしまうんですよね~。
茶葉によって蒸らし時間も違うし水の種類がどうのとか温度がどうのとか、嬉々としておもしろいものでも作り上げるように淹れていた頃が夢のようだ。
今はリーフを丸ごとティーバッグにしているありがたい商品もあるので、普段はその手のティーバッグでもいいかな~とちょっと考えている。
橙黄色。
前回の日記を書いていて思い出したけど、この不況でなんとウェッジウッドが倒産してしまったんですね!
私はロイヤルアルバートが好きだと何度か書いているけど、ウェッジウッドはやはり別格ですよね~。
カタログや紅茶本などで見ると、コロンビアパウダールビー(ピオニー)が凄く気に入っていた。
私は手ごろなラインのワイルドストロベリーしか持っていないが…(しかもいただきもの)。
店自体は続くのかな?
ターコイズ。
駅前にある、今までにもよく行くと書いた喫茶店。
実は昨年閉店していたらしい。
残念だな~。この辺ではゆっくりできる数少ない喫茶店だったのに。
このエントランスのレイアウトにも飾ってあるけど、備前焼のカップで出してくれる喫茶店だった。
それで、備前焼の好きな私としては非常に気に入っていたのだが、この辺にしては価格が高い方だからかいつも空いていて、いつかこんな日が来るのではないかと内心恐れていた。
今はもうセルフスタイルのリーズナブルなチェーン店がどこにでもあるもんね~。
そういうところも好きだけど、やっぱり趣味の合う店や居心地の良い落ち着いた店も近所にほしい。
この店のメニューの「めずらしいコーヒー」という名前の入荷した時だけあるという種類、結局一度も飲まなかった。
インディゴ。
今日、11月1日は「紅茶の日」だそうだ。
ちょうどコーヒーが切れていて、先日南蛮屋でも100グラム買っただけなのであっという間になくなってしまい、どうせだから紅茶を飲むことにした。
写真は友人にいただいたもの。
昔、紅茶しか飲んでいなかった頃の名残か、なにかいただく機会がある場合は紅茶を贈ってくれる友人が多い。
ところで右下の物体は、昔流行った「たまごっち」…の「天使のたまごっち」。
先日ダイアナ特集を引っ張り出してきた時に見つけた。
当時職場に持ってくる人が何人かいて、見せてもらったら面白そうだったので「いいな~」と言っていたのだが。
ある時、その一人にネイルアートのチップを作ってくれと頼まれて、バラの絵を描いたものをあげた。
そうしたら、お礼にくれたのがコレだった。
すみませんねぇ。趣味の延長でやっているようなもののお返しにこんな入手しにくかったもの…。
ミントクリーム。
先日友人の家に遊びに行ったときのこと。
駅まで迎えに来てくれて、歩いて商店街を通って行ったのだけど、その商店街にちょっと気になるコーヒー豆の専門店があった。
その名も「南蛮屋」ですよ。なんというコーヒーっぽい店名。
友人に聞いてもそこは利用したことがないということだった。
それで、帰りにその店に寄って少し見てみた。
少しのつもりがすっかり長居してしまい、結局店員さんに好みの方向を伝えて選んでもらったものを買った。
パンフレットをたくさんくれて、コーヒー豆の種類だとか抽出のコツだとかいろいろ書いてあり、今まで適当に淹れていた私としてはタメになった。
HPもあるということなので見てみたら、意外なことにチェーン店で、しかも近所のターミナル駅の裏路地でよく見る店と同じではないですか。
な~んだ、あの店南蛮屋だったのか。
肝心の選んでもらったコーヒーは、始めだからと思ってあまりクセのないものを選んでもらったためか、よくわからなかった。
もう少し深煎りでもいいかもしれない。
HPで見たカフェもいい感じなので機会があったら行ってみたい。
ところで友人とは、楽しかったです。
シーグリーン。
この前、以前から一度入ってみたかった喫茶店を偶然見つけてしまったのです!
その店とは「DANKE」。
よく地域版の情報誌に載っていて、好きなカップで出してもらえるというのも興味をそそっていたのだけど、地図がないので探すのも面倒でいつもそのままになっていた。
その日、必要なものをまとめて購入するのに近くのターミナル駅へ行ったのだけど、いろいろと店を回っていたら偶然裏道で発見した。
それで、時間的に余裕はないけど、この感動を先延ばしにしてなるものかと思って迷わず入ったのです。
さて店内に入り、どちらかというとテーブル席より好きなカウンターについた。
ウェイトレスさんがメニューとカップの写真を見せてくれて「お好きなカップで…」。
そうそうそれ! 好きなカップで出してもらうのが目的の一つなんですよ。
といっても12種類ほどあるカップはどれもきれいで迷うな~~と思っていたら、その中になんとマイセンが!!
これは迷っている場合ではありません。ほんとは少し迷ったけど。
そのマイセンで、ティラミスのケーキセットを頼んだ。
マイセンに気をとられて、コーヒーの名前は難しいので頼んだらすぐ忘れてしまった。
あとで調べてみたら、マイセンのカップは「宮廷の小花」というシリーズで、十○万円するラインのシロモノだった。
どうりで作りがしっかりしていて重いと思ったんですよ。
取っ手も持ちやすく安定感があり、金彩が華やかで、ソーサは深め。
見た目も使い勝手も両方素晴らしい。
私が出してもらったのは白&緑だけど、白&紺もあるのが見えた。
そちらは出してもらえる写真には載っていなかったのだけど、頼めば出してくれるのかな?
それにしても、このラインのものをさりげなく出してくれるなんてカッコイイ。
お気に入りの喫茶店の一つになった。
以前、別のターミナル駅のデパートに「マイセンサロン」という、マイセンのカップで出してくれる喫茶店があって、気に入っていたのにいつの間にかなくなっていた。
なので余計に嬉しい。
この店はただの「DANKE」だけど、確か丁寧にありがとうと言う場合は「ダンケ・シェーン」とか「フィーレン・ダンク」とか言いますよね?
謹んで「ダンケ・シェーン」。
コーヒー色。