●電車の中で脚を組んで座っている人の脚の間に入って外れないようにしてあげるのは啓蒙活動だ(経験者)。
●電車の中で堂々と新聞のHページを見ている人の新聞の端が手すりにかかっている時、手で押さえてずっと見ていられるようにしてあげるのは啓蒙活動だ(経験者)。
●ベビーカーのお母さんが階段の下にいる時、「手伝いますよ」と話しかけて近くの若者に頼むと必ず持って上がってくれる。結局自分は何もやっていない。ついでに言うと、上りの時だけ注目されるが下りも怖くて危ないと思う。
●初めて使う水道の蛇口バーは上げるのか下げるのかわからない。
●初めてやることは右手と左手どちらがいいかわからない。
●赤ちゃんに対して赤ちゃん言葉を使うとき、嬉しいのは実は赤ちゃんではなく甘えた気分にひたれる自分。
●絵を描く幼児に声をかける時、「上手だね~」と言いながら次に「これは何?」。
この欺瞞を幼児は見抜いている。言葉を操れないので表現できないだけの話。
●飼い慣らされた生き物が人間に構ってもらって嬉しがっていると思うのは人間の奢り。
実は嬉しがっているのは人間で、自分が優位に立てる対象が欲しい歪んだ所有欲と支配欲から相手が嬉しがっているのだと思いたい。
生き物の方では、嬉しがっているフリをしないと居場所がなくなることをわかっている。
●サファリパークの中を車で周り、ライオンが車の中のお座敷犬に興味を持って窓から離れなかったので、外に放り出してしまった話を聞いたことがある。
禁止されていることをした責任をとって自分が車の外に出ろ。他の命に対して責任を持つとはそういうこと。
●一人暮らしとは、人がローン(家賃)を払い、人の管理する家に独りでいる時間が長いことではない。
●一人暮らしが長いと、自分さえ良ければいいので気をつけないと世間とズレてくる。
●手を出してはみたものの、実は自分の手には負えない代物だった時、引き際の見極めと責任の取り方でその人の真価が問われる。
●昔は良かったと思えるのは、今更どうしようもないから、ひとごとのように語れるからだ。
玄関にカギのない時代が女性にとってよかったか。
押し売りが縁側に居座る時代がよかったか。
北向きの冷たく暗い台所がよかったか。
洗濯機のない時代がよかったか。
生活資料の生産のみを重視し、生命の生産及び家事労働の対価を除外したマルクスの「資本論」が無批判に崇められていた時代がよかったか。
暴行が女性の貞操観念の問題だと言われた時代がよかったか。
そのくせ産児調整が許されない時代がよかったか。
優性保護法と母体保護法の違いを説明できるのか。
25歳で結婚定年などという制度で経済的自立を阻まれた時代がよかったか。
質の悪い衛生用品で自由に行動できない時代がよかったか。
そんなにいいなら「昔は」ではなく今やってみろ。誰かの作ったイメージを鵜呑みにするな。
それは誰の視点でどのような意図があるのか自分で考えろ。
●台風の時、オチョコになった傘を一生懸命さしている人になぜなのか聞いてみたい。
●昨日、また康平&紀香のCMを見てしまった!
紀香め、部屋に胡蝶蘭なんか飾っちゃって!
康平の好きな花はカサブランカだよ!!
薄鼠(うすねず)。