また話がそれたが、男性が出産をすると7割が痛みで死ぬか発狂するというシミュレーションをご存知の方もいると思いますが、このレポーターにも教えてあげようか。
多分、TVを見て言わずにはいられない人たちがいろんなことを既に言ってくれていると思うが。
私だったら「無能ってどういうことかわかるよね?」と言ってあげる。「不能」と言わないだけありがたいと思え。
まぁ考えてみれば、いかにも頼りなさそうなカップルだそうで、残念ながらガチで舐められているところもあるのかな。
友人が怒っている原因のもう一つ、内輪の会話ならともかく、きちんとした会見で「妻」のことを「嫁」などと言う認識のなさも舐められる原因ではないですかね。
「嫁」とは、戦前の家制度で女性が自分の「家」を出て男性の「家」に身柄を移し、男性側の家族の一員になった時代の言葉ですね。この人たち、若く見えるけど戦前の生まれだったのか。
現代の婚姻制度とは両者が自分の籍を抜けて新しい籍を作り、姓はどちらをとっても良いのだが今までの慣習で男性の姓を取る場合が多いだけなので、厳密に言えば「入籍」ではなく「造籍」、「作籍」が正しいというフォーマルマナーの講師もいるくらいだ。
きっと件の会見の二人は忙しくて戦後戸籍制度になったことを知らなかったのだろう。
一昔前はほとんど死語に近かった印象のあるこういった言葉も、誰でも自由に書き込めるネットが発達してからか頻繁に聞くようになった。
確か12~13年ほど前に、神奈川のチベットの会社にいた時の同僚が、結婚することを「嫁に行く」と表現して仰天し、それを都内に住んでいる近畿地方出身の友人に話したら「神奈川でもまだそんな言い方する所あるんだ~!」と泣きながら笑っていたのでよく覚えている。
うがった見方をすれば、家制度の家父長的な要素を取り入れた新しい形の、国家にとって都合の良い「家族」像を推進する、ネットやマスコミを使ったサブリミナルではないかと思ってしまう。
まったく、友人・知人の男性諸氏の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。
あまり言う機会はないけど、この機会に言っておきたい。皆さんいつも誠意をもって接してくれてありがとうございます。
ベイベーピンク。