最近、日本の洋画家の盗作疑惑が報道されているが。
曲がりなりにも多少の絵を描く立場から、やはり盗作疑惑というのは関心が向く話である。
結論から言って、盗作と断定されても仕方がないくらい似ていると思う。
通常、こんなに他人の作品とソックリになることはまずありえない。
創作活動をする人がこれをやったらもう終わりなんだよね…。
「品」についてあまり語りたくないが、創作する上で、一度落ちた品は元には戻らないのだ。
「アート」とは「表現」であり、それはつまり「自己表現」であり、「自己表現」とは自己の内面を掘り下げること。
そしてその自己の内面を豊かにしているものは、どれだけたくさんの試行錯誤を体験し、どれだけたくさんの違う価値観を肌で感じだか」という実体験の裏打ち。
全存在をあげた経験がなければ真に人の胸を打つものは作れないし、同じように作る時に全存在をあげなければ人の胸を打つものは作れない。
……と私ごときが偉そうに言う。
ブルーグレー。