天気予報によると、日曜日頃まではずっと雨らしい。
雨といえば、大友康平が一時期ソロ活動をしていた時に言っていた、ハウンドドッグとソロ活動それぞれのコンセプト。
ハウンドドッグは「どしゃぶりの中をみんなで駆け抜けよう」で、ソロは「雨の中、一人で佇んでみよう」ということだった。
康平は「雨」のシチュエーションが好きらしく、歌詞の中によく出てくる。
私が一番好きなのは、「ALONE」という曲の中で歌っている、雨に打たれてときめきも悲しみも流されていく…という状況を歌っている部分かな~?
ただしこの歌はカラオケでは普通入っいない。
逆にカラオケには必ず入っている「ONLY LOVE」。
これは街明かりが濡れる中、彼女が傘を投げ捨てて自分を駅まで追いかけてきた…という例の歌い出しで始まるのだが。
実はこれ、私としては妙に気になるんだよね。
傘を投げ捨てたって、どこに捨てたの?道端に??
それとも、都合よく不燃物系のゴミ箱があったの?
そもそも、投げ捨てたのは雨が止んだから?
街明かりが濡れているということは、止んだばかりなの?
用がなくなったからってその辺に捨てる人ってどんな人?どんな傘?
それを目撃しているにも関わらずウルウルする人ってどんな人?
それとも、まだ降っているけど追いかけるのに走りづらいから傘を捨てたの?
そう考えると、駅前の雑踏を走る時は、自分も傘をさしてスペースを確保していないと、人の傘が当たって危ないんだよね。
まぁ考えすぎなのはわかっているけど、歌の世界に入り込むのに、こういう曖昧な描写があるとイマイチ入り込めない。
そうはいってもこの曲は若い、純真な曲。
まだ人生の日の出の頃にいる二人がなんの保障も知識も経験もないにも関わらず、自分達には無限の未来が広がっていると信じている。
そして、未熟な愛だからこそ、恋愛信仰によってその愛を具体的な形にしたがっている。
そんな大人の目から見れば不安ながらも輝いている二人の世界を歌っている、若く楽しく無謀な頃に戻れる曲だ。
好きな曲、と言える方ですね。
マラカイトグリーン。