←5月15日にも書いた通り、ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌの庭のバラを図鑑にしたことで有名な、ボタニカルアートの祖と言われている人。
こういうバラ、昔の静物画や肖像画でよく見ますよね。
このバラはマリー・アントワネットが肖像画で持っていたバラだそうで、
←これもそうかな?
この時代は、現在見るような形の剣弁高芯咲きのバラはまだ出現していなかったので、「バラ」といえばこういう形を指した。
作品数が非常に多く、同じように見えるものが多い中、それぞれを描き分けていた。
花のフォルムや構図や葉の描き方もその花の個性を引き立たせるような描き方で、しかも図鑑の説明としての意味での描写もきちんと描いていた。
一番驚いたのは、どの絵も想像以上に繊細でキレイだったこと。
CGのようななめらかなグラデーションでありながら、自然のものだということを忘れさせない、機械的な繰り返しのない色使いで、絹のような花弁だった。
変わった取り組みとしては、壁に駅のポスターのような大きさでCGアートを映していて、花の周りを360度周り込む映像や、咲いてから枯れるまでの映像、雨が降り、その後に蝶が飛んでくる映像などがあった。
それから珍しかったのが、香りが出てくるボックスがあったこと。
バラの香りのグループにも何種類かあるのだが(香りがないバラもある)、2~3種類ほどの香りがあった。
その他2人のボタニカルアートもあり、見終わるとかなりの時間が経っていた。
最後は、たくさんの大きなバラの写真パネルの中を通って出口へ。
←さてお決まりのグッズ売り場では、定番の絵葉書を何枚かと、何ヵ月か前の「ルーヴル展」の時と同じく、またしおりを買ってしまった。
更に、常設のグッズ売り場で、本2冊とローズソルトと買った。
ピンク色の岩塩にバラの花びらをミックスしたものらしい。
同じ階のカフェ「ドゥ・マゴ・パリ」……いつもいつも混んでいるんですよねぇ~。
←オープンテラスに、今回の企画の一環なのだろうがバラがたくさん置いてあったので何枚か撮った。
いや、正確には気が済むまで撮った。
その後、1階のロビーラウンジで少し余韻に浸って帰ってきた。
薄緑。