さて先日書いた、赤レンガ倉庫内のカフェの件。
正確にはカフェ&ダイニングですが。
店内に一歩入った瞬間、ウエイターさんが満面の笑顔で席に案内してくれた。
ウエイトレスさんが注文を聞いてくれて、頼んだカフェモカを持ってきてくれたのは先ほどのウエイターさん。
なんか、この笑顔、営業っぽくないんですけど。
ハニカミ王子ならぬ、ハニカミウエイターですね。フレッシュマンなんだろうか。
どの店員さんも明るく感じがよく、頻繁に声かけが行われていた。
店内の全体的な印象は、木の素材で統一した、落ち着ける店だった。
ほぼ黒のようなこげ茶の木の床、黄味を帯びた明るい茶色の木のテーブル。
H型の鉄筋の柱はわざわざ濃い赤茶に塗っている。
同じく濃い赤茶の木の柱。
なにかの仕切りのようなカーテンは海老茶。
座った席の後ろの窓枠に置いてあるランプシェードは彩度の低い(くすんだ)オレンジ系。
濃い色というのは、時代を経た錯覚を起こさせる。
天井の照明は暖かみのある白熱電球(もしくは本物の白熱灯?)。
そのウオーム感のある落ち着いた空間に、食器は無地の白と無色透明のガラスのみ。
レンガの外観と調和のとれた、落ち着く内装だった。
この日は暖かかったのでアイスを頼もうかと思ったのだが、なんとなくホットにしてしまったのはこの店内の雰囲気からだろうか。
といっても、周囲のお客さんは全てアイスだったのでそうでもないか。
カフェモカといっても、ほぼココアに近い甘さだが、気分を落ち着けるにはちょうどいいかもしれない。
そんな感じでしばらく経った頃にふと気がついた。
カフェモカについてきたペーパーナプキンが、ほんの少し明るい青。
このウオーム感で統一された店の中でなんで?
さらにあたりを見回してみると、自分が座っている壁際のソファはブルーグレー。
クッションはインディゴ。
??
補色(体系的な「色の輪」を作ると反対側の色同士)の鮮やかさの効果を狙ったんだろうか?
といっても、青の補色はオレンジだが…。
まぁ、茶色はオレンジ+黒だが…。
更に、アイスのお客さんのストローを見ると、明るい赤。
そういえばこの赤いストローは、いろんな喫茶店で見かける。
もう少し深い赤だったらいいのにな~惜しいな~。
などと、つい余計なことを考えてしまった。休憩するために入ったのに意味がありません。
ただ、BGMがなんのジャンルなのかわからないけどニギヤカな感じで、この雰囲気とはちょっとズレているような気がした。
帰りに名刺サイズのカードをもらってきたのだけど、そのカードも青だった。
ついでに言えば、「sumire」=スミレから連想する色も紫。
残念ながら、もし忘れてしまっている場合、この青いカードを見てもあの店を思い出せないだろうな~。
ただ、店員さんが皆感じがよく、その点では非常に気分がよかった。
又、この店を含めほとんどの店はボックスタイプのテラス席がある。
外から見ると、この席ってなんか憧れるんですよね~。
この店では食事をする場合はこちらの席に通される比率が高いらしいので、機会があったらまた行ってみたい。
ラベンダー。