昨日、オタクバトンをやってオタクのことばかり考えていたら、オタクの起源を思い出した。
今はオタクにも色々なジャンルがあるけど、もともとオタクはアニメ・漫画の世界から発生したのだったと思う。
今はどうかわからないけど、以前は「アニメージュ」や「ジ・アニメ」「アニマニア」などといったアニメ雑誌が数多くあり、映画会社が主催してそれらの雑誌が協賛する大規模なアニメフェスタがあった。
そこに集まってくるアニメ好きな人たちは、相手のことを「おたく」と呼ぶので「オタク」=アニメ好きな人、ということになったのだったと思う。
当時から当のアニメ雑誌でも、読者の投稿欄で「アニメ好きは暗い」だの「偏見の目で見られている」、又は「気にするな」といったものがあった。
そしてアニメの世界を出た世間では大事件が。
1988~89年頃に起きた幼女連続誘拐犯の宮崎某。彼が実はアニメや漫画ばかり見ていて、その世界を現実と混同してしまった、みたいな事件だったと思う。
当時ニュース映像で流れた部屋の様子は、床から天井までアニメビデオがギッシリ積まれていてかなり話題になった。
この事件で、「オタク」=変態、ロリコン、ひきこもり、という悪い印象を伴って浸透していった。
さて「オタク」の運命は…。
(つづく)