デビュー以来、いろいろ言われながらもご当地キャラクターとして定着してしまった「せんとくん」。
ニュースによるとガールフレンドができるらしい。
せんとくんを初めて見たとき、悪いけど気持ち悪いと思ってしまった(汗)。
だけど、何度も見ているうちにナゼかかわいく見えてきた。
最近はご当地キャラクターも一般公募で決まるところもあるけど、せんとくんはプロのデザイナーが描いたものらしく、見かけはああだけど顔のパーツの位置とか全体のバランスとかはちゃんと考えられている。
以前、ファンシーキャラクターデザイン作成の実践的な本で読んだのだけど、デザインはターゲットによって変わる。
大まかに言うと、対象年齢が低いほど普遍性が強く、上がるにつれて流行性が強くなる。
普遍性の強いデザインとは、ラインが太く、簡略化し、1~2色の明るい原色を使うわかりやすいデザイン。動物キャラクターはファンシーデザインの基本と言われている。
流行性が強くなると、タッチも色も多様化し、人間関係や生活の1シーンをモチーフにしたものが登場し、表情の種類が増え…という具合に複雑になる。
せんとくんが不気味に見えたのは、想定した対象年齢がわかりづらかったからかもしれない。
まぁ「ご当地」キャラクターだから、特に決めていなかったとも考えられる。
ところで、上記のデザイン本の最後には「自分で企画してみましょう」みたいなページがあり、アイディアを出すために自分の好き嫌いやプロフィールを書き込む欄が50項目ある。
ヒマにまかせてけっこう記入していたのだが、
「好きなプロ野球チームは?」という項目の「プロ野球」の文字を自分で「プロレス」に書き換えたり、文字を全て違う書体で書いていたり、ここには書けないようなメチャクチャなことを書いていて、今見ると笑ってしまう。
挙句の果てに、最後に欄外に小さく、
「こういうリストにすると発想が貧困になるね」だって。 アホか! もともとだよ。
今様。