先日、やっと宮本輝の本を読み始めたと書いたけど、その作品はいつ頃のものだっけ…
と思って、いつだか書店で偶然見つけた輝(と馴れ馴れしく呼ぶ)の特集本を繰ってみた。
ちなみに、それで確認するまで自分が今読んでいる本のタイトルを忘れていた。
その特集本で、ちょっと感激することがあった。
ある場所で輝を写した写真、その背景が、軽井沢の雲場池だったのだ。
軽井沢には輝の別荘があるのでそれ自体は驚くようなことではないのだが、雲場池というのは、昨年バラ園を見に行った時に時間がありあまって暇つぶしに行ってみたところだった。
当時はバラ園が目的だったのでさして他のところを見ても感慨はなかったが、ナゼか今頃になって無性に懐かしい…。
昔から人気のスポットだし、行った人が皆「よかった!」と言うのでそれに感化されているのかなぁ~?と思ったが、やっぱり私もよかったと改めて思った。
今思い出すと、大通り沿いはともかく、林(森林?)の中の道を歩いている時の空気がうまく言えないけど五感に染み渡るようだった。
そして、軽井沢へ行っても喫茶店を見ると入りたくなる習性は相変わらずで、中でも一軒、とても気になる店があった。
軽井沢とは何の関係もない雰囲気だが私には親しみのあるもので、よほど入りたかったがオフシーズンのためか客が誰もいなくて、店と同じくらい個性的なマスター(おそらく)が友人らしき人と2人で盛り上がっていたのが外から見えたので迷ったが通り過ぎてしまった。
その日はかなり歩いて早く座りたかったので、結局旧軽井沢通りの入口を入ってスグの建物の2階にある、レストランのような喫茶店のような店に入った。その店で作っているナントカという高級プリンの通販のチラシをもらったが、そういえばあれはそれっきり忘れていた。
またなんの話なのかとりとめがなくなってしまったが、今頃になって思い出が洪水のようにあふれ出てきたもので…(汗)バラ園が目的だったはずなのに…。
軽井沢おそるべし。
モスグリーン。