このセミナーは医療行為ではないので本来、それほど専門的な知識は必要ないの
だが、テキストの最後のページに載っていた参考文献を全て買って読んでいだ。
当時、寝る時と仕事をしている時以外は常にテキストや参考文献の書籍を読んで
いたといっても過言ではなく(会社の昼休み中にまで!)、その中のカウンセリングのワークブックなどを今見てみても、交流分析についてなどは半分くらいは覚えていることに驚く。
しかしである、曲がりなりにも何かがわかりかけてくると自分にとって都合の悪い
こともわかってしまうのもで、まさにそのセミナーで、自分は人の相談に乗るには
決定的な欠点があることに気づいてしまったのだった。
今考えてみると、無意識的に自分のためにヒーリングをやっていたのだと思う。
その参考文献の中にはもちろん、昨日書いた河合隼雄の書籍もあったが、この方がどちらかというとアカデミズム寄りなのに対して、最近よく名前を聞く斉藤学(さとる)は逆の立場のような気がする。当然、テキストや参考文献には載っていなかった。
この方は家族問題に詳しく、書籍でも「家族依存症」「家族という名の孤独」などがある。
斉藤学は好きでもこれらの書籍はあまり興味を引かれなかったが、最近出た「家族はこわい」は怖くておもしろいそうなので読んでみたい気もする。
深緋。