先日のベートーヴェンは刺激が強すぎたので、そのあとヴァイオリンを聴いた。
「ヤレック・ポヴィフロフスキ」という人のCDで、あるとても印象深いできごとがあったのだが、それについてはまた別の機会に触れたい。
そのCDの中の、サン・サーンス作曲の「白鳥」という曲を聴いた。
これはバレエ「瀕死の白鳥」の曲で、力尽きて死んでいく白鳥を、プリマ・バレリーナがロマンティックに悲しげに優雅に踊る演目で、2~3分だが非常に情感あふれる曲。
その「瀕死の白鳥」を自身の十八番にしているのが、ロシアのもはや生ける伝説とも言える、マイヤ・プリセツカヤ。
確か70歳を過ぎていたと思うが、この演目は歳を重ねれば重ねるほど深みを増す。
といっても、舞台を見たことはないのだが…。
そんなイメージの動かしがたい「白鳥」だが、今回聴いていたら、最近聴いているアーティストのバラードがふと浮かんだ。
新しい境地である。
そして言いたい。
ベートーヴェンに、サン・サーンスに、ヴァイオリンに、ポヴィフロフスキに、「瀕死の白鳥」に、ロシアに、プリセツカヤに、某アーティストに、彼らを知ったキッカケに。
спасибо!
アイスブルー。