先日買ったというボン・ジョヴィのアルバムは「クロスロード」というベスト盤だった。
迷ったけど、ボン・ジョヴィを聴くキッカケになったものなので早く欲しかった。
昨年の春、レンタルショップで借りた時は歌詞カードが非常に状態が悪く、散々だった。
このアルバムの中で一番好きな曲「ブレイズ・オブ・グローリー」も、原語の歌詞も見えないし訳詞は落丁していた。
それでも、ビリー・ザ・キッドの曲ということだけで私には十分だったのでまだよかったが…。
ビリー・ザ・キッドというのはアメリカ西部開拓時代の無法者で、ガンマンのワイルド・ビル・ヒコック、銀行強盗のジェームズ兄弟、アラモ砦に立てこもったカスター将軍らと共に西部開拓史上最も有名な人物です。
しかし、そういう思いも、今回ちゃんと歌詞を見てふっとんでしまった。
この曲のイメージについては5月10日の日記に思い入れたっぷりに書いているのだが、自分で想像していた以上に実はビリーの状況は切羽詰まっていて、サルーンに泊まっている場合ではなかったのであった。
意外に思ったのだけど、英語がわからなくても単語を見ると今までのその単語に対するイメージと、ビリーに対するイメージが相まって、なんとなく雰囲気がわかるものなんですね。
聴いているだけの時はわからなかったが、歌詞を見たら“shot”とか“going down”とか
“final stand”とか、これがビリーだと思うと悲しすぎるんですけど…(泣)
そして、ラストはこれでもかというくらい繰り返して、自分のことを「若い悪たれ」とひとりごち、語尾を延ばす最後の最後はほとんど断末魔ですよ、かわいそうに。
ちゃんと歌詞を見ながら聴いていたら泣きが入ってしまった(泣(泣
まぁ、居場所のない存在というものには妙にシンクロしてしまうのですね。
プルシアンブルー。