マリー・アントニオの日記へようこそ…今日の気分を、好きな薔薇の花の色にたとえて日記に綴っています。現実には存在しない色もありますがそこはご愛嬌?
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マリー・アントニオ
性別:
非公開
自己紹介:
生年月日:1967年
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★日常、趣味、その他について感じたことをとりとめもなく綴っています。
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<丹下段平役・香川照之>

「あしたのジョー」主要登場人物を絵に描くとすると、一番難しいのは誰か。
答えは丹下段平。
一見簡単そうに見えると思うが、このクセのある骨格を描くのは難儀である。

デフォルメされたものを別の要素で再現するのは難しい。
原作での段平はビジュアル、性格、人生背景、全てにおいて激しくデフォルメされている為、到底3次元での再現は不可能に思えた。
それがなんと、香川は完璧になりきっている。心底驚いた。
おそらく、段平役が少しでもイメージと違ったら、物語全体が壊れていただろう。

ジョーにとって段平はボクシング界の大先輩である。
右も左もわからないジョーに1から教え、なにかにつけて反抗的なジョーもボクシングの練習については段平の言うことを素直に聞いている。

実生活上のうらぶれぶりや、難のある性格をものともしない信頼感。
それは段平がジョーのために確固たる居場所を作ったからに他ならない。

生まれて初めて「帰る」という場所を得たジョー。
それはもはや、ボクシングをやるという条件付きではない。
「ここ」から飛び立って行けるのは、今いる地点が明確だからだ。
「泪橋を逆に渡る」という言葉に眼を輝かせたジョーは、自分が飛び立つための居場所を得たことを知った。

段平はジョーにとって保護者であり、マネージャーであり、コーチであり、人生の先輩であり、恩人である。
ビジュアルイメージの完璧な再現に加え、主人公に対してこの多様な属性を持った人物である段平を演じる香川の底力が、この作品の根底でゆるぎない核を作っている。
その姿は、役者というのは全身全霊を投じ、現時点での全知全能を打ち込んで役と一体化するのだという無言の説得力を全身から放っている。

香川は芸能界きってのボクシング通だそうで、その知識と経験と深い洞察がこの作品に多大な貢献をしたことは想像に難くない。

(つづく)

バーントアンバー。

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そうですね
あっちゃん
僕も最近になってやっとわかってきましたが…おそっ、仕事は全身全霊・一所懸命・全力投球でやらなければと、思うようになりました

香川さんは正にそのようですね

そして、マリーさんの言う通り、ボクシング通であるのも、あの難しい役どころをこなした一つですね~
2011/02/24[Thu] 09:13:53 :EDIT:
いやいや
マリー・アントニオ
なんでもそうだと思うけど、真剣にやればやるほど「まだまだ」と自省することが多くなりますよね。
でも、具合が悪くなってからでは遅いので、全身全霊の自分を見ているもう一人の自分が背後にいる余裕があるくらいの方がいいような気がします。
香川さんってもしかして、昨年の大河ドラマに出たかな?観ていないけど、その役も徹底的に作りこんだと話題になっていたような…。
2011/02/24[Thu] 22:30:20 :EDIT:
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